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酒門六差路、2月4日から四差路に 茨城県、渋滞緩和に期待 

開通する中大野中河内線の200メートル区間(右上)と四差路化する酒門六差路(中央下)=県提供
開通する中大野中河内線の200メートル区間(右上)と四差路化する酒門六差路(中央下)=県提供
酒門六差路の地図
酒門六差路の地図


茨城県水戸市酒門町の国道6号の交差点「酒門六差路」が2月4日の日中から四差路に変わる。都市計画道路中大野中河内線の約200メートル区間が同日開通し、六差路を構成する県道下入野水戸線のバイパスになるため、同路線の6号との交差部分は車両の出入りを封鎖する。県は慢性的に起きていた渋滞の緩和などに期待を寄せる。

酒門六差路は国道6号と県道の下入野水戸線、中石崎水戸線の計3路線が交わる。県道路建設課の担当者によると、県内で六差路は珍しく、複雑な形状から信号待ち時間が一般に比べ長くなるなど、通勤・帰宅時間帯を中心に慢性的な渋滞が発生している。

四差路化は、中大野中河内線酒門工区の約200メートル区間が2月4日に開通し、2010年度に着手した同工区全約1キロの整備が完了することで実現。用地買収などで時間がかかった。

同工区は歩道が両側に設置された計4車線で、六差路の約200メートル北で国道6号と交差し、市道に接続する。市街地を南北に貫く都市計画道路の梅香下千波線から6号までの2.6キロが4車線で結ばれるとともに、下入野水戸線のバイパス機能を果たす。六差路の解消と渋滞緩和だけでなく、狭小な同路線の交通量減と歩行者の安全が確保される。

このほか「酒門交差点」の渋滞解消に向けた立体化工事を巡り、迂回路としても期待が寄せられる。同交差点は六差路の南に位置する国道6号と50号の結節点で、立体化は既に国の新規事業に採択されている。

同工区は1969年に都市計画決定した水戸、ひたちなか、那珂の3市を結ぶ「水戸・勝田環状道路」の一部。計画延長約40キロのうち、今回の開通で7割の26.6キロが供用(暫定区間を含む)となる。

同課担当者は「長年の懸案だった六差路の渋滞緩和が図られ、利便性も向上する。環状道路は早期の完成に向け関係市と連携し、取り組んでいきたい」と話している。



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