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5年ぶりトップセールス 茨城県とJA 東京・大田市場

県産品の試食を手渡す八木岡努全農県本部運営委員会長(左手前)と岩下泰善副知事=東京都大田区
県産品の試食を手渡す八木岡努全農県本部運営委員会長(左手前)と岩下泰善副知事=東京都大田区


茨城県とJAグループ茨城は17日、東京都大田区の中央卸売市場大田市場でトップセールスを行った。コロナ禍で中断し、開催は2020年以来5年ぶり。岩下泰善副知事や八木岡努全農県本部運営委員会長、県内17JAの組合長ら約40人が旬の野菜や果物の魅力を売り込んだ。

資材高騰など生産コストが上昇する中で、さらなる知名度向上と販売力強化を狙いに開催した。

八木岡運営委員会長は「茨城県は農業産出額が全国3位。産地を維持し、安定供給する責任を果たしていく。本年もお引き立てをお願いしたい」とあいさつ。岩下副知事は「出荷を支えていただき感謝している。(県が)先頭に立って茨城県の農産物の販売促進に努めたい」と述べた。

市場では、県内各地で生産された新鮮なミズナやレンコン、ハクサイ、イチゴなど計17品目を「宝船」に見立てて飾り、市場関係者らにアピール。県オリジナル品種「いばらキッス」と茨城県産のサツマイモ「紅はるか」の焼き芋を50個ずつ手渡した。

小売り業「八百富商店」(東京)の勝見勉夫社長は「イチゴは果肉がしっかりして思った以上に甘かった。焼き芋はねっとりとし、食べやすい」と話した。

東京都中央卸売市場での茨城県産青果物取り扱い金額は593億円(2023年)に上り、20年連続で日本一となっている。



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