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《2025鹿島宮崎キャンプ》J1鹿島 攻めの質徐々に向上 J2熊本と練習試合 流れ良く、若手に存在感

J2熊本との練習試合で、1点目をアシストする師岡(19)=ひなた陸上競技場
J2熊本との練習試合で、1点目をアシストする師岡(19)=ひなた陸上競技場
J2熊本との練習試合で、ゴールを決める佐藤=ひなた陸上競技場
J2熊本との練習試合で、ゴールを決める佐藤=ひなた陸上競技場


宮崎県宮崎市でキャンプ中のJ1鹿島は17日、キャンプ開始後初の練習試合に臨んだ。J2熊本と45分を3本行い、1本目が0-1、2本目が0-1、3本目が2-0で計2-2だった。昨季の主力の多くが出場した2本目までに得点を奪えなかったが、縦パスを有効活用しながら好機を生み出すなど、攻めの組み立ての質が徐々に向上してきていることを示した。

1本目はパスの距離感や質が悪く、ビルドアップの途中で相手のプレスに引っかかる場面が目立った。1本目終了後、鬼木監督からは「周りとつながりを持ってボールを前に運んでいくことと、相手のプレスのはがし方」について詳細な指示が飛んだという。

指揮官からの助言が功を奏し、2本目は最終ラインからテンポ良くボールを動かしつつ、良いタイミングで縦パスを前線に当てながら効率よく前進。敵陣に侵入してからは左サイドを切り崩し、決定機を3度生み出した。FWで先発出場した徳田は「選手の間の距離感が良くなったことでチャンスが増えた」と、うなずきながら分析する。

良い流れのまま迎えた3本目は若手が躍動。同点ゴールはルーキーの佐藤がたたき込んだ。

高い位置からプレッシャーをかける守備の精度は、試合を通してまだまだ低かった。1点目をアシストした師岡は「守りの狙いを体現するために、プレスの質を高めていく必要がある」と強調した。

■佐藤、豪快に同点弾

○…今季鹿島ユースからトップチームに昇格を果たしたルーキーの佐藤が、左足で豪快に同点弾を決めた。

3本目の31分、左サイドバックから駆け上がり、ペナルティーエリア内左寄りでスルーパスを受けると、利き足を一閃(いっせん)。「ボールが来た時にはシュートしか考えていなかった。思い切って打ったことで良いコースに飛んだ」。手応え十分のゴールだった。得点だけでなく、持ち味の攻撃参加で何度も前線に顔を出し、チームの攻めを活性化させた。

プロ1年目から、同じポジションの安西を脅かすような存在に成長を遂げる心積もりだ。「(安西)幸輝くんの攻めの組み立て方は本当にうまい。ビルドアップの部分が自分の課題なので、良いところを吸収して早く追い付きたい」と見据えた。




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