大学共通テスト開始 茨城県内1万2249人志願 受験科目、大幅再編 列車の遅れで一部30分繰り下げ
本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが18日、全国一斉に始まった。。茨城県内は6大学13会場で実施され、志願者数は昨年より78人少ない1万2249人だった。現行の学習指導要領に対応した最初の試験で、受験科目は6教科30科目から7教科21科目に再編された。
同県水戸市文京の茨城大本部(水戸キャンパス)試験場では、防寒着を身に着けた受験生が続々と会場入りした。着席後は教科書や問題集などを開き、勉強してきた知識を念入りに確認する姿が見られた。
初日のこの日は地理歴史・公民、国語、外国語があり、英語はリスニング試験も行われた。同大によると、同県阿見町中央の同大農学部(阿見キャンパス)試験場で、列車の遅れにより一部の受験生が外国語を30分繰り下げて開始。その他の会場で大きなトラブルなどはなかった。
県内の志願者のうち、現役生は1万1024人、浪人生は1225人。現役の志願率は48.9%で前年度と横倍だった。
最終日の19日は理科、数学、情報の試験が行われる。平均点の中間発表は22日、最終発表は2月6日。得点調整の有無は1月24日に発表される。追試験は25、26日に東京と大阪で実施される。