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《2025鹿島宮崎キャンプ》J1鹿島、ゴール前精度高める 鬼木監督「決めきること」

ミニゲームでボールを追う田川(左)と金太鉉=ひなた陸上競技場
ミニゲームでボールを追う田川(左)と金太鉉=ひなた陸上競技場
ゲームコントロール力をさらに磨くべく、練習に取り組む安西=ひなた陸上競技場
ゲームコントロール力をさらに磨くべく、練習に取り組む安西=ひなた陸上競技場


宮崎県宮崎市でキャンプ中のJ1鹿島は18日、ひなた陸上競技場で2部練習を行った。練習試合の翌日だったが、ゴール前での精度の強化やミニゲームなど密度の濃いトレーニングに取り組んだ。

午前中はパス精度を高めるメニューを行った後、キャンプインしてから初めてセットプレーの確認をした。曽ケ端GKコーチを中心に、攻守両面の動き方を整理した。

17日の試合で得点機を決めきれなかった反省から、午後は得点力の向上を図る練習に時間をかけた。ペナルティーエリア前でのパス交換、クロスやシュートの精度を徹底的に鍛え、鬼木監督からは「決めきることにこだわれ」というげきも飛んだ。最後はハーフコートでのミニゲームを実施した。

練習後、ターレスは「まだまだうまくいっていない部分もあるが、しっかり準備を重ねれば、良いサッカースタイルができあがりそうだ」と手応えを示した。

■安西 ピッチ支配力磨く 「要所」のサイドバック 頭脳的プレーへ変化

鹿島の「2番」を背負うサイドバック(SB)として、安西は今季も歩みを止めるつもりはない。ピッチを支配する「ゲームコントロール力」をさらに磨き、鬼木体制でもチームを助けていく。狙うは当然、タイトル奪還のみだ。

持ち味の豊富な運動量だけでなく、昨季は攻めの組み立てで存在感を示した。的確なポジショニングでボールを運び、相手とのギャップをつくり出す。鈴木が「ビルドアップは幸輝が組み立ててくれるのですごく助かった」と全幅の信頼を置くほど、攻撃の起点として機能し続けた。

年を重ねるにつれて、プレースタイルに変化を加えることが必要だと感じていた。「上下に動くだけでなく、止まることを活用しながら相手の矢印を変えることも意識している」。勢いに任せず、より頭脳的に戦うことへの意識が高まったことで、プレーの幅は広がっていった。

鬼木監督の下では、SBの役割が非常に重要となる。高い位置を取るのか、ラインを下げて攻撃を組み立てるのか、的確な判断が求められるだろう。「前線に良い選手がそろっているので、後ろでどれだけゲームをつくれるかがすごく重要になる」と認識し、「黒子でも良いので、とにかくチームを勝たせたい」。

誰よりも勝利、そしてタイトルに飢える背番号2のさらなる躍動こそが、鹿島の覇権奪回への大きな鍵となる。




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