茨城新聞社杯ミニバス 田彦、松ケ丘16強 女子
ミニバスケットボールの茨城新聞社杯第52回県選手権大会(県バスケットボール協会、茨城新聞社主催)第2日は19日、まるたか観光アリーナで女子の1回戦8試合が行われ、前回4強の並木シルバーフォックススポ少(つくば市)を破った田彦スポ小(ひたちなか市)や、松ケ丘スポ少(守谷市)が初戦を突破し、男女16強が出そろった。
第3日は25日、まるたか観光アリーナなどで男女2回戦と準々決勝が行われ、4強が出そろう。
■難敵撃破、後半に強さ 田彦
○…女子の田彦スポ少が前回4強の並木シルバーフォックススポ少を50-43で破り初戦突破。試合後、選手たちは「うれしいです!」と喜びを語り、笑顔をはじけさせた。
優勝経験もある難敵を前に、第1クオーターからリードを奪った。途中一進一退の攻防が続いたが、後半に強いのがチームの持ち味。相手長身選手は身長167センチの石井那奈主将(田彦6年)が体を張ってマークし、攻撃は個の突破力もあり頼れる佐々木日向(同)を中心に得点。大内樹(同)も146センチのサイズを感じさせない運動量で攻守を支え、相手の隙を見逃さず得点した。
「ベンチも応援してくれて、最初から全員で声を出して戦えた」と石井主将。選手たちの活躍に高橋鉄雄コーチ(79)は「すごかった。これほどやってくれるとは」と目を細めた。
■泉、攻撃けん引 松ケ丘
○…女子の松ケ丘スポ少は磨いてきたシュート力で水戸笠原Red Thundersとの熱戦を制した。攻撃をけん引した泉優衣(松ケ丘小6年)は「みんなで力を合わせてシュートを打てた」と笑顔で話した。
県大会で自分たちよりも大きい相手にも負けないように「入るように何本も繰り返し練習してきた」と星里緒菜(同)が話す、ミドルシュートが試合を通じてさえた。序盤に味方選手が5ファウルでコートを離れるトラブルもあったが「その子の思いも込めて頑張らないと」と気合を入れた泉が終盤に入っても内外からシュートを決めきり、勝利を引き寄せた。
泉と星は2人で主将を務める。2人は「この勢いに乗って、次も全員で協力して勝ちたい」と、目標の全国大会へ向けて勝ち進む決意だ。
【女子】
▽1回戦
波野スポ少(鹿嶋市)45-44大岩田スポ少(土浦市)、釈迦MBC(古河市)49-36高野カンガルーズスポ少(ひたちなか市)、松ケ丘スポ少(守谷市)43-37水戸笠原Red Thunders(水戸市)、Cuore北茨城(北茨城市)48-27南飯田スポ少(桜川市)、田彦スポ少(ひたちなか市)50-43並木シルバーフォックススポ少(つくば市)、ワイルドキャッツ(牛久市)48-39城南スポ少(結城市)、吉田スポ少(取手市)57-30水海道MBC(常総市)、KASHIMA MBS(鹿嶋市)44-40常磐スポ少(水戸市)
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