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先端技術 投資家に紹介 企業や研究者売り込み 茨城県、つくばで催し

県内外から集まった投資家らに技術をアピールする参加者(右)=つくば市竹園
県内外から集まった投資家らに技術をアピールする参加者(右)=つくば市竹園


茨城県は20日、県内のベンチャーや研究者の高い技術を投資家に売り込むイベントを、同県つくば市竹園のつくば国際会議場で開いた。産業や社会を一変させる可能性がある先端科学技術「ディープテック」分野の企業や研究者らが登壇。ビジネス成功への資金調達を目指し、集まった投資家の前で自社の技術をアピールした。

ベンチャーや起業を目指す研究者を投資家と結び付け、ビジネスの早期事業化につなげるのが狙い。起業家や投資家が交流し新たな事業アイデア創出につなげるイベント「つくばコネクト」の拡大版で、初開催。投資家は県内外(海外含む)から約60組が参加した。

登壇者は県内を中心とした37組。IT・AI(人工知能)▽環境・ロボティクス▽ライフサイエンス▽研究者中心-の四つのカテゴリーに分かれ、各登壇者が3分間のプレゼンを展開した。会場の様子はオンラインでも公開された。

メイン会場の外には、双方が直接対話できるブースを設置。プレゼン終了後は投資家がブースを訪れ、取り組みの内容などについて質問し交流を深めた。

デジタルマップのアプリを開発している筑波大発ベンチャー、パラメスの熊谷充弘社長(24)は「プレゼンに共感してくれた人がいて、今後につながりそうな話ができた」と収穫を話した。県技術革新課は「これをきっかけに、コミュニケーションを継続してもらい、最終的に投資につながれば」と期待した。



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