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《2025鹿島宮崎キャンプ》J1鹿島、若手らアピール合戦 ミニゲームで素早い攻防

フットバレーで笑顔を見せる鈴木(右から2人目)=ひなた陸上競技場
フットバレーで笑顔を見せる鈴木(右から2人目)=ひなた陸上競技場
チームの中心を担う決意を示す濃野=ひなた陸上競技場
チームの中心を担う決意を示す濃野=ひなた陸上競技場


宮崎市でキャンプ中のJ1鹿島は22日、前日が練習試合だったことを踏まえ、午前中に軽めのメニューで調整を行った。疲労を考慮して午後はオフとなった。

ランニングとストレッチ、パス回しの練習を消化した後、3人一組のチームに分かれてフットバレーを実施した。「英語を話したり、マーカーを触ったりしたら相手に1点」というユニークなルールの下で、選手たちは終始笑顔を見せながらも真剣に体をほぐした。

約1時間の全体練習終了後、21日のJ3金沢戦で出場時間が少なかった選手やGK陣らは、通常のトレーニングに取り組んだ。ミニゲームでは素早い攻防が展開され、若手たちのアピール合戦となった。

練習後、知念は「チームで取り組んでいることが出せてきている」と前日の試合での手応えを語り、「鬼木さんが求める臨機応変さの部分などを徐々に積み上げていきたい」と話した。

■濃野「チーム引っ張る」 飛躍遂げ芽生えた自覚 「10得点」ノルマに

飛躍のルーキーイヤーを駆け抜けたDF濃野が、さらなる活躍を誓う。「個人としても、チームとしても昨年を超す」。語気を強めながら意気込みを示す。

「とても自信につながった」と振り返るプロ1年目から、チームの中心を担った。積極的な攻撃参加とDFとは思えない決定力の高さを武器に、サイドバックながらリーグ9得点をマーク。Jリーグの歴史の中で史上5人目の快挙となる、プロ1年目でのベストイレブンを獲得した。

今季はルーキーとしてではなく、チームの主軸として警戒される立場だ。果敢な攻撃参加をさせまいと、相手からの徹底したマークにも遭うだろう。だからこそ、今季はサッカー選手としての真価が問われるシーズンとなる。「2年目が勝負というのは自分の中でもすごく理解している。気を引き締めてやっていきたい」と目線を鋭くする。

「10得点をノルマにする」という個人の目標と共に、「チームを引っ張る存在にならないといけない」と強調する。昨季の活躍があるからこそ、今季は「より鹿島の中心に」という強い自覚が芽生えている。

リーグを代表するサイドバックにのし上がった背番号22のスターロードは、まだ序章に過ぎない。「昨年の自分を超えていく」。固く誓う表情は、自信で満ちあふれていた。




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