茨城海上保安部は23日、茨城県内で2024年1年間に43人が海難事故に遭ったと発表した。23年に比べ12人増加した。死者・行方不明者は20人で、前年の9人から倍増した。

人身海難の種類別では海中転落が12人、負傷が10人、溺水が8人。マリンレジャー中の事故は前年比13人増の26人で、全体の約6割を占めた。このうち釣り中が11人で最多、遊泳中とサーフィン中が7人ずつだった。

船舶事故に遭ったのは過去5年で最多となる21隻で、前年比5隻増。原因別では衝突が10隻、運航不能が8隻。船種別では増加傾向にある漁船が9隻で最多、プレジャーボートが6隻で続いた。漁船の衝突事故(7隻)とプレジャーボートの機関故障(5隻)は過去5年で最も多かった。