6県で空き巣172件 ベトナム人グループの犯行裏付け 被害総額2445万円相当 茨城県警
茨城県警高萩、日立、ひたちなかの3署と県警捜査3課は24日、ベトナム国籍の被告の男3人=いずれも窃盗罪などで公判中=が茨城や福島など6県で繰り返してきた空き家などへの窃盗(未遂含む)計172件を裏付けたと発表した。被害総額は現金約1915万円とネックレスなど289点(529万円相当)。
同課によると、3人はいずれも住所不定、無職の30歳、36歳、35歳の男。
3人は2023年10月ごろから24年4月ごろまでの間、主に空き家から現金や貴金属類などを盗んだとされる。地図アプリで庭に雑草が茂っている家などを探してナンバープレートを付け替えた車で現場に向かい、家のガラスを破り侵入していた。1軒の空き家から数百万円を盗んだこともあった。盗品について3人は「SNS(交流サイト)を通じベトナム人に売却した」と供述している。
犯行エリアは茨城県が148件で、同県内の日立市が35件、北茨城市が27件、高萩市が15件だった。