量販店で「茨城フェア」 知事訪台 食や観光、渡辺直美さんらと売り込み
茨城県の大井川和彦知事は24日、トップセールスのため訪問中の台湾で、観光イベントへの出席や商社、量販店訪問を通し、食や観光など茨城県の魅力を売り込んだ。現地の大型量販店では県産品を販売する「茨城県フェア」開催を提案し、県産品の販路拡大へ攻勢をかけた。
大井川知事は23、24の両日、台湾の台北市を訪問。食品輸入商社など4社を巡り、県産銘柄牛「常陸牛」やサツマイモのほか、全国シェア9割を誇る茨城県の干し芋など農産・水産加工品の現地取り扱いを訴えた。
特に量販店では、えりすぐりの県産品を特設コーナーでの販売するフェアの開催を提案。店舗側からは「前向きな回答を得た」(県販売戦略課)という。
また、台北駅では24~26日に県主催の観光イベント「茨城美食遊楽園」を開催。食に加え、サイクリングやアクアワールド県大洗水族館といった県内観光をPRする計13ブースを設置し魅力をPRする。
開幕式典には台湾出身で同県石岡市育ちのタレント、渡辺直美さんらと出席。大井川知事は「経済や人的、文化的な交流が台湾と茨城で深まることが重要。多くの方に茨城を知ってほしい」と呼びかけた。