春色プリムラ 全国へ かれんな花 出荷ピーク 茨城・小美玉
サクラソウ科のプリムラ・オブコニカの出荷がピークを迎えた。茨城県小美玉市大谷の山口花卉(かき)園では、淡い青やピンクのかれんな花が温室内にずらりと並んでいる。従業員らは花の形を整え、ビニールで包装する作業に追われていた。
プリムラ・オブコニカは高さ約30センチで、冬から春にかけて多くの花をつけるのが特徴だ。家庭での鑑賞用のほかに、卒業式や入学式の飾りとしても人気がある。
山口将章社長は「手入れが簡単で長期間楽しめる」と魅力を語った。花は関東を中心に全国各地へ出荷される。