ミニバスケットボールの茨城新聞社杯第52回県選手権大会(県バスケットボール協会、茨城新聞社主催)第3日は25日、リリーアリーナMITOなどで男女の2回戦と準々決勝が行われ、ともに4強が出そろった。

男子は下妻ジャスティスJr.(下妻市)、大久保スポ少(日立市)、牛久スポ少(牛久市)、城里HORORUS(城里町)が準決勝進出。女子は梅が丘(水戸市)、大野クラブ(守谷市)、松ケ丘スポ少(同)、田彦スポ少(ひたちなか市)が勝ち上がった。

最終日は26日、まるたか観光アリーナで男女の準決勝と決勝が行われる。

■守備機能し接戦制す　男子・大久保スポ少

○…男子の大久保スポ少は接戦を制して4強入り。泉海音主将(塙山小6年)は「勝ち切れてよかった」と白い歯を見せた。

2点を追う第2クオーターからコートに立った泉と横田漣(同6年)が躍動した。横田は「シュートは元々得意」と序盤にミドルから応戦。連続得点を奪いすぐさま逆転に成功した。

ディフェンスでは主将を中心としたマンツーマンが機能し、このクオーターでの失点はわずか2。「2ピリから手厚くしよう」と加藤政幸監督(44)。選手が見事采配に応えた。

最終クオーターでは終盤に1点差まで追い上げられるも、坪和蒼汰(松岡小6年)は「とにかく決めなきゃ」と冷静にシュートを決めて点差を広げ、勝利をたぐり寄せた。

目標は全国大会出場。選手たちは優勝に向けてさらなる飛躍を誓った。


■46点差で大勝　男子・城里HORORUS

○…男子の城里HORORUSは攻守がかみ合い46点差で相手を下し、準決勝へと進出。守っては身長173センチを誇る谷田部徠良(石塚小6年)がゴール下をがっちり固め、攻めては多彩な攻撃パターンで翻弄(ほんろう)した。

第1クオーターから谷田部が「いつも通りのプレーを」と高さを生かして3連続得点。チームに勢いをもたらすと、第2クオーターでは途中出場の小林南彪(大場小6年)が「チームで一番」と自負する素早いドライブで得点を量産した。

谷田部裕道監督(47)は「高さがある分しっかり守れる。スピードもある」と選手たちを評価する。

完勝劇を披露したが、園部龍星主将(石塚小6年)は「明日からは強いチームしか残っていないので油断せずに戦いたい」と気を引き締めた。

【男子】
▽2回戦
下妻ジャスティスJr.(下妻市)63-42大同西スポ少(鹿嶋市)、河和田BRAVES(水戸市)45-28取手西スポ少(取手市)、龍ケ崎ドルフィンズ(龍ケ崎市)43-26田彦スポ少(ひたちなか市)、大久保スポ少(日立市)51-36谷田部スポ少(つくば市)、牛久スポ少(牛久市)39-26つくば東スポ少(つくば市)、植松スポ少(神栖市)32-29境ク(境町)、八千代スポ少(八千代町)53-51土浦スポ少(土浦市)、城里HORORUS(城里町)71-16ボンズ茨城U12(取手市)

▽準々決勝
下妻ジャスティスJr.　44-38　河和田BRAVES
大久保スポ少　34-30　龍ケ崎ドルフィンズ
牛久スポ少　43-30　植松スポ少
城里HORORUS　68-22　八千代スポ少

【女子】
▽2回戦
梅が丘(水戸市)45-16下妻MBC(下妻市)、みどりのLUCKY　CLOVERスポ少(つくば市)35-33寿スポ少(水戸市)、大野ク(守谷市)61-27J・ラビッツ(かすみがうら市)、AJ磯崎少年団(ひたちなか市)39-35名崎MBC(古河市)、釈迦MBC(古河市)55-31波野スポ少(鹿嶋市)、松ケ丘スポ少(守谷市)55-30Cuore北茨城(北茨城市)、田彦スポ少(ひたちなか市)60-37ワイルドキャッツ(牛久市)、吉田スポ少(取手市)42-40KASHIMA　MBS(鹿嶋市)

▽準々決勝
梅が丘　44-29　みどりのLUCKY　CLOVERスポ少
大野ク　46-24　AJ磯崎少年団
松ケ丘スポ少　44-38　釈迦MBC
田彦スポ少　41-40　吉田スポ少