鉄道模型1100両疾走 筑西・ユメノバ新施設 壮大ジオラマ、操作体験も 2月8日オープン 茨城
茨城県筑西市のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」の乗り物エリア「ユメノバ」で27日、オープン1周年イベントの報道機関向け体験会が開かれ、鉄道模型約1100両がそろう施設「ジオラマ・ゲーム館」が初公開された。筑波山やテーマパークを再現したジオラマや、新幹線の座席で鉄道模型を操作できるジオラマなどが披露された。2月8日に開館する。
ユメノバは昨年2月11日、テーマパークの目玉としてオープンした。東京ドーム1.2個分の敷地面積5万6000平方メートルに25施設を展開する。
ジオラマ・ゲーム館はHOゲージ(線路幅16.5ミリ)とNゲージ(同9ミリ)のジオラマを備える。「HO」は県内最大級という広さ40平方メートルで、筑波山やテーマパークを再現した。鉄道模型286両があり、隣接する施設「レールパーク」に展示される寝台特別急行列車「北斗星」の鉄道模型もある。
「N」は同20平方メートルで、鉄道模型888両がそろう。来館者は一部の鉄道模型を操作でき、電車の速度を制御する装置「マスコン」と新幹線「E3系」の運転席で楽しめる。ユメノバの担当者は「実物のマスコンと運転席で操作できるのは、他にはないのでは」と話している。
同館には、1987年に廃止された筑波鉄道筑波線の時刻表や運賃表もある。このほか、電車の運転を疑似体験できるゲームや、プロジェクションマッピングの体験型ゲーム、最大6人が参加できるインベーダーゲームがある。開館から2カ月間は入館無料。
ユメノバ開業1周年イベントでは2月8~11日までの間、科博廣澤航空博物館に展示されている戦後初の国産旅客機「YS-11」の操縦席の特別搭乗体験も行われる。参加料金は1家族5人まで千円。いずれの施設もユメノバ入園料が必要。
問い合わせはユメノバ(電)0296(48)7417。