つくばエクスプレス(TX)が8月24日に開業20周年を迎えるのを前に、運行する首都圏新都市鉄道(東京)は28日、記念イベントの概要を発表した。記念のロゴマークと新マスコットキャラクターも出来上がり、4月1日からロゴマークを装飾した記念トレインを運行する。新マスコットは3月中にネーミングを募集し、4月上旬に発表する計画。8月24日には記念セレモニーを予定する。沿線を巻き込んだ参加型のイベントも用意し、盛り上げを図る。

ロゴマークは「20」の数字とともに、都心や筑波山といったTX沿線の風景を描くデザインを採用した。左下には開業から運行している車両、右下には最新車両を配置する。「みなさまと共に20年」のキャッチフレーズも加えた。

新マスコットは幸運を運ぶといわれるユニコーン(一角獣)の絵柄を取り入れた。

運輸部門と技術部門の制服を着用したモデルの二つのパターンを用意し、今年春に同社に入社するという物語の設定にした。

同社によると、ロゴマークは記念グッズなどで活用する。新マスコットは今後の20周年記念イベントなどに登場する予定。記念トレインは20周年のロゴマークをヘッドマークにして、4月1日から12月下旬まで運行する。

このほか、特別企画として沿線ウオーキングの開催や記念グッズの発売などが予定されている。

同社ホームページには特設サイトも開設された。同社の渡辺良社長は「さまざまなイベントを通じ、20周年を盛り上げていきたい」と話した。