金融アナリスト名乗る投資詐欺 50代女性4100万円被害 茨城県警
茨城県警は31日、交流サイト(SNS)を通した投資詐欺で、県内の50代女性が金融アナリストを名乗る者らに現金計4100万円をだまし取られたと発表した。県警はSNS型投資詐欺として調べている。
県警組織犯罪対策1課によると、昨年10月25日ごろ、女性がスマートフォンで株価について検索していると、金融アナリストのLINE(ライン)アカウントの追加画面が表示されたため、登録した。女性はライン上で「弊社スタッフは全員、経験豊富な金融アナリストです」「不安定な市場でも、投資家の皆様が損失を抑え、利益を増やせるようサポートします」などと言われ、紹介されたカスタマーサービス担当を名乗る者のラインアカウントを追加登録した。女性は送信されてきたURLから開いたサイト内で口座開設の手続きをし、同年11月28日、指定口座に現金200万円を振り込んだ。
その後、女性は招待されて参加していたライングループで「投資の先生」を名乗る者から指示された株式を購入しようと操作すると、サイト上では利益が出ているように表示された。さらに信用した女性は同年12月3日から20日までの間、7回にわたって現金3900万円を振り込み、だまし取られた。