守谷の男性、ニセ電話で1500万円被害 警察官名乗る男らにだまし取られる 茨城
茨城県警は3日、同県守谷市、無職、男性(66)が、警視庁の警察官などを名乗る男らに現金1500万円をだまし取れられたと発表した。県警はニセ電話詐欺事件とみて調べている。
県警組織犯罪対策1課によると、1月17日、男性の携帯電話に警視庁捜査2課の警察官を名乗る男から「捕まえた犯人の家からあなたのキャッシュカードが出てきた。あなたに逮捕状が出ている」などと電話があった。さらに大阪府警捜査2課の警察官を名乗る男が電話に出て「捜査に協力するように」とLINE(ライン)のIDを伝えてきた。男性がラインのアカウントを登録すると、大阪府警捜査2課の警察官を名乗る男はビデオ通話で警察手帳のようなものを見せ、男性の逮捕状のような画像を送ってきた。
電話を代わった検察官を名乗る男が選択肢の一つとして「令状を破棄させる手続きをするために、紙幣番号の調査として現金を振り込むこと」を提示。男性は同日、指定された口座にインターネットバンキングやATMから4回にわたって現金計1500万円を振り込んだ。