フクジュソウ 春告げる黄色 北茨城
立春を迎えた3日、茨城県北茨城市華川町小豆畑の童謡の森ふれあいパークで、フクジュソウが黄色い花を咲かせ、春の訪れを告げている。枯れ葉の下から顔を出した花が、差し込む柔らかい陽光を受けて、鮮やかに輝いている。
同パーク内にあるガラス工房シリカ脇の斜面約千平方メートルに約500株が植えられている。今年は1月下旬につぼみが出て、2月になり徐々に花が咲き始めた。同月中旬から下旬に見頃を迎える見通し。
孫たちと立ち寄った同市の飛田紘さん(81)は「思いがけず花を見られてラッキーだった。温かい気持ちになる」と目を細めた。同工房職員の朝日健治さん(43)は「厳しい寒さを乗り越えた花を見て、元気になってもらえればいい」と話した。