JX金属、茨城事業所新設 4月から 3拠点管理業務集約

非鉄金属大手のJX金属(東京)は7日、茨城県内の3拠点(日立事業所、磯原工場、ひたちなか新工場)の管理部門を統合した横断組織「茨城事業所」を新設すると発表した。4月1日付。3拠点にそれぞれ設け、管理業務を集約して効率化を図り、拠点間の連携を深める。新設に伴い、現在の日立事業所は圧延銅箔(どうはく)などの製造を担う新設の「日立銅箔工場」と、管理部門の「茨城事業所」に改正する。
茨城事業所は日立、磯原、ひたちなかの3拠点内に新設する。今後、各拠点の管理部門は、茨城事業所日立地区、同磯原地区、同ひたちなか地区と呼び、相互に連携しつつ各拠点の特性に応じた業務を行う。
人材活用の面では、拠点間をまたいだ柔軟性のある業務運営や人事交流、各拠点一体となった効率的な人材育成・採用活動などを進める。社宅・寮などの福利厚生施設は、拠点間で共有することで効率的な活用を図る。地域社会との窓口も一元化する。
同社は併せて、県内に本社機能の一部を移転する。移転する部署や場所は調整中で、同社によると管理部門を想定しているという。