フナの甘露煮、給食で提供 中学生、郷土料理味わう 茨城・古河

茨城県古河市の郷土料理「フナの甘露煮」が7日、市内の中学校の給食で提供され、生徒が伝統の味を楽しんだ。同日は「フ(2)ナ(7)の日」。市内のフナの甘露煮製造・販売業者でつくる古河鮒(ふな)甘露煮組合(野村則之組合長)が、2001年に定めた。
同組合は19年から、市立中学校9校と県立古河中等教育学校の生徒にフナの甘露煮を贈呈している。今年は約3600食を用意。この日は、旧古河・総和地区の7校で提供された。
フナの甘露煮を食べた市立総和北中(同市小堤)の大川陽生さん(15)=3年=は「1年生で初めて食べた時は『見た目がすごい』と感じたけど、甘くてやわらかく、とてもおいしい」とペロリとたいらげた。魚料理が苦手という、小塚陽向さん(14)=同=も「甘くておいしかった」と笑顔を見せた。