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ようこそ「梅の街」 子どもら記念列車迎える JR偕楽園駅100周年 茨城・水戸

「水戸観梅号」を笑顔で出迎える子どもたち=水戸市常磐町の偕楽園駅
「水戸観梅号」を笑顔で出迎える子どもたち=水戸市常磐町の偕楽園駅


水戸の梅まつりが開幕した11日、JR臨時駅の偕楽園駅(茨城県水戸市常磐町)が開設された。停車した列車から降りる観梅客を、関係者ら約80人がホームで出迎えた。駅は今年開業100周年の節目。記念列車も運行され、鉄道ファンを含め、多くの来訪者でにぎわった。

同駅は1925(大正14)年に「公園下仮降車場」として開業し、今月2日に100周年を迎えた。11日はJR小山駅(栃木県)-偕楽園駅間を結ぶ同駅開業100周年記念列車「水戸観梅号」が運行。車内で県産の梅酒や梅干し、スイーツなどが振る舞われた。駅の売店ではシールやキーホルダーなどの記念品のほか、干しいもが販売された。

観梅号に乗って埼玉県から訪れた中根邦仁さん、美央さん夫妻は車内で提供された梅のティラミスを食べ「梅の風味がしてさっぱりしていた」と笑顔。「偕楽園に来るのは初めて。(時期が)まだ早いが、いろいろな梅を見るのが楽しみ」と語った。東京から来た30代の女性は「梅酒はすっきりしたものと甘いもの、ノンアルコールの3種類が出され、楽しめた」と感想を話した。

駅では、鉄道好きの小中高生らでつくる水戸鉄道少年団の子どもたちが観梅客を歓迎した。列車が到着するたびに「ようこそ偕楽園へ」と書かれた特製パネルを持って出迎え、来訪者に「楽しんでください」と元気よくあいさつした。団員の柏悠成さん(13)は「手を振り返してくれて、やりがいを感じた」と満足そうに話した。同駅は、梅まつり期間中の土日祝日に利用できる。



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