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自動運転EVバス拡充 常陸太田市、2台に 茨城

自動運転EVバス2台でエリアを拡充する=常陸太田市金井町
自動運転EVバス2台でエリアを拡充する=常陸太田市金井町


茨城県常陸太田市は18日から、同市の東部地区商業施設周辺を走行している自動運転EV(電気自動車)バスについて、車両を2台に増やしエリアを拡充する。これまでに事故はなく、市民から駅や病院へのアクセスの要望を受け、同商業施設や鯨ケ丘地区、JR常陸太田駅などを経由する2ルートを設定する。

同市の自動運転EVバスの運行は昨年2月に車両1台で開始。市役所や同商業施設などを結ぶ約1.6キロで走行し、停留所は5カ所。運行は1日8便で午前10時~午後4時だった。

今回の拡充はいずれも市役所を発着点に、北回り(7.7キロ)と南回り(約7.0キロ)の2ルートを設定。東部地区商業施設や鯨ケ丘地区、常陸太田駅を通過し、この間、ホームセンターやスーパーマーケット、市生涯学習センター、病院などに停留所を設ける。北・南回り各3便で、2台で1日計6便。午前9時台から午後4時台に運行する。停留所は北・南回りとも12カ所になる。料金は無料。

宮田達夫市長は「駅や鯨ケ丘地区を経由することで、近隣の小中高生の利用が見込まれる。いよいよ市民の足として活躍することに大きな期待を寄せている」と話した。

2台とも自動運転の「レベル4」に対応した最新型車両。実際の走行はこれまでと同じレベル2で行う。緊急時は同乗のオペレーターが手動介入する。車両はフランス製のEVO(エボ)で、運行速度は19キロ。乗車人数は10人でオペレーター1人が乗車。市役所南駐車場に車庫を整備。屋根に太陽光パネルを設置し、同バスに活用している。



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