「雪」題材の書69点 高校生も作品展示 茨城・水戸
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書の愛好家による展示会「SUN2(さんさん)会書作展」が、茨城県水戸市見川1丁目の偕楽園公園センター展示室で開かれている。「雪」をテーマにした独創的な書約69点が並び、来場者を楽しませている。同展は16日まで。
SUN2会(朝日照夫代表)は2000年に発足。現在は高校教諭らを中心に9人が活動している。同展は今年で24回目。
会場には会員に加えて高校生の作品も展示。宮沢賢治の「永訣(えいけつ)の朝」を題材とした作品をはじめ、漢詩から最近の音楽の歌詞まで、それぞれが雪をイメージした自由な作品が並ぶ。
鑑賞した水戸市、無職、坂場一雄さん(71)は「展覧会で書の作品を見るのは初めて。高校生がテーマに沿って一生懸命書いている姿勢を感じることができて素晴らしかった」と話した。朝日代表は「作品ごとに解説やコメントを付けている。書になじみがない人でも楽しんで鑑賞することができる」と同展の特徴を説明し、来場を呼びかけた。