踏み抜き防止措置行わず労災事故 屋根から5メートル下に転落、男性従業員死亡 容疑で事業者を書類送検 日立労基署 茨城
日立労基署は14日、労働安全衛生法違反(事業者の講ずべき措置等)の疑いで、茨城県常陸太田市上河合町、古物業「国際商事」と代表の男性(75)を水戸地検に書類送致した。同労基署は認否を明らかにしていない。
書類送検容疑は昨年8月25日、同県日立市国分町で、従業員の男性=当時(70)=が自社倉庫の屋根を補修する際、踏み抜き防止のための措置を講じなかった疑い。男性はスレート屋根を踏み抜き、高さ約5メートルから落下して頭を強く打ち、同年9月2日に死亡した。