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八千代町 2中学校統合へ 小中一貫校新設も 再編案公表 茨城

東中と統合再編される八千代一中=八千代町若
東中と統合再編される八千代一中=八千代町若


茨城県八千代町と同町教育委員会は町立小中学校の再編案をまとめ公表した。現在の2中学校を統合して2028年4月に新設する。5小学校を31年4月に統合し、小中一貫校を新設する。いずれも特定の学校への吸収ではなく「対等な新設統合」(同町)としている。

少子化の影響で学校の小規模化が見込まれることから再編案を検討してきた。「町学校適正規模・適正配置等に関する方針案」によると、八千代一中と東中を統合し、現在の八千代一中の校舎を活用する。

小学校は西豊田小、安静小、中結城小、下結城小、川西小を統合する。施設一体型または施設隣接型の小中一貫校として、八千代一中の敷地および隣接地に新校舎を建設する。閉校する学校は跡地利用の方法を検討する。スクールバスの導入も盛り込んだ。

22年10月に町議、区長、学校代表者、保護者などの25人で構成する「学校のあり方検討委員会」を設置した。計6回の審議を経て、昨年12月に町教委に提言した。提言によると、中結城小と八千代一中は「望ましい適正規模」だが、他の4小学校と東中が「小規模校」となっており、再編統合を求めた。町内の小学生は現在900人超だが、30年には29%減の646人と推計する。

今後は準備・推進委員会を設置して、具体的な事項を協議する方針。町は17日まで、パブリックコメント(意見公募)を実施しており、町民の意見を受け付ける。



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