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常総火災 17時間後に鎮火 強風、坂東から飛び火か 茨城【まとめ】

火災現場を調べる県警の捜査員ら=14日午前10時38分、常総市坂手町
火災現場を調べる県警の捜査員ら=14日午前10時38分、常総市坂手町
火災現場を調べる消防と警察の職員ら=14日午後4時17分、常総市坂手町
火災現場を調べる消防と警察の職員ら=14日午後4時17分、常総市坂手町


茨城県常総市で13日、枯れ草の火が強風にあおられ建物などに燃え広がった火災は、発生から17時間後の14日朝に鎮火した。市が坂手町の約2000人に出した避難指示も午前6時に解除した。同県坂東市でも同時刻に火災が発生しており、茨城西南広域消防本部は坂東市の枯れ草火災が飛び火し、延焼したとみて出火原因などを調べている。

常総広域消防本部によると、13日午後1時40分ごろに常総市坂手町付近で「煙が上がっているのが見える」と通報があった。火は強風にあおられ延焼し、雑木林に広がった。常総署によると、火災により、合成樹脂卸売り会社の鉄骨平屋建て事務所1棟約190平方メートルや鉄骨平屋建て倉庫1棟約370平方メートル、プラスチック原料約100トンなども全焼した。

火は最初の通報から約11時間後の14日午前0時33分にほぼ消し止められ、同6時50分に鎮火した。県警によると、けが人の情報はない。同消防本部は鎮火まで約17時間かかった要因について、強風で広範囲に燃え広がったことや合成樹脂に燃え移ったことなどを挙げた。県内には強風、乾燥注意報が発令されていた。

火災を受け、常総市は同市坂手町の720世帯2043人を対象に避難指示を発令。避難所となった常総市大塚戸町の「あすなろの里」には2人が避難した。



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