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欧州産業陶磁器、一堂に 茨城・笠間 県陶芸美術館で企画展

ヨーロッパの産業陶磁器の名品が一堂に並ぶ=笠間市笠間
ヨーロッパの産業陶磁器の名品が一堂に並ぶ=笠間市笠間


ティーウェアや室内装飾品などの陶磁器を紹介する企画展「ティーカップ・メリーゴーラウンド ヨーロッパ陶磁にみるモダンデザイン100年~岐阜県現代陶芸美術館コレクション」が15日、茨城県笠間市笠間の県陶芸美術館で開幕した。ヨーロッパ産業陶磁器の名品約128件が一堂に並ぶ。時代とともに花開いたデザインの魅力を伝える。

対象は19世紀半ば~20世紀半ばまでの約100年間。愛好者が王侯貴族から民衆に移り変わる過渡期であったため、陶磁器のデザインも大きく変化した時代となる。

今展ではドイツのマイセン、フランスのセーブル、イギリスのミントン、デンマークのロイヤル・コペンハーゲン、フィンランドのアラビアなどが展示される。作品は全て岐阜県現代陶芸美術館が所有する国内屈指のコレクション。

展示に当たっては国ごとに紹介する。ドイツから始まり、フランス、イギリスと続き、旧ソビエト連邦まで計10カ国に及ぶ。

県陶芸美術館学芸員の芦刈歩さんによると、国ごとに展示することで、各国の特長に加え、デザインがよりシンプルになっていく過程を体験することができるという。芦刈さんは「今回の企画展は時代も国も日本から離れているため、日常を離れた非日常感を感じてほしい」と語った。

会期は6月22日まで。月曜休館。午前9時半から午後5時。



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