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「勝負めし」メニュー公募 5月将棋名人戦 茨城・古河市 3月14日まで

将棋の名人戦の対局会場に使われる予定の「ホテル山水」=古河市中央町
将棋の名人戦の対局会場に使われる予定の「ホテル山水」=古河市中央町


茨城県古河市は5月29~30日に同市中央町のホテル山水で開かれる将棋の第83期名人戦七番勝負の第5局で、対局する藤井聡太名人(22)と挑戦者が食べる「勝負めし」のメニューを募集している。採用されると棋士が利用する「メニューブック」に掲載される。市は地元の食の魅力を打ち出したメニューが知られることで、対局の盛り上げや市の知名度アップにつなげたい考えだ。

昼食や2日目の午後5時以降に提供する軽食向けの「勝負めし」(15品程度)、1日2回のおやつ用の「勝負スイーツ」(同)、昼食やおやつのタイミングで出す「勝負ドリンク」(10品程度)の3部門で募集する。市内で飲食業や製菓業を営む事業者が対象で、応募は各部門とも1社1品。指定の日時に適温で配膳するのに加え、5月28日から来年3月末まで一般客も購入できるようにすることが条件。

名人戦は第1局から第7局まで予定され、先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。ストレート勝ちだと第5局は行われない。メニューブックに掲載された中から棋士が何を注文するかも分からない。ただ、勝負めしは一般の関心も高く、テレビなどで取り上げられ注目を集めることが多い。

古河市は今年合併20周年を迎え、記念事業の目玉として名人戦を招致した。主催する日本将棋連盟は対局会場に同市を選んだ理由について「対局環境が整っていること、地域の活性化につながることや地元の協力が得られること」などを挙げている。市によれば、将棋の名人戦が行われれば県内初開催となり、勝負を盛り上げるメニューブックの作成にも力が入る。

募集は3月14日まで。1次審査や最終審査を経て採用するメニューを決め、5月上旬にも完成する予定。問い合わせは市将棋名人戦実行委員会事務局(電)0280(92)3111。



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