茨城スタミナ カップ麺 3月、シリーズ新作 ヤマダイ

即席麺製造のヤマダイ(茨城県八千代町、大久保慶一社長)は3月3日、主力ブランド「ニュータッチ凄麺」の新商品「茨城スタミナラーメン」の販売を始める。甘辛あんに太麺やカボチャなどが絡む茨城県人気グルメの特長を再現し、全国に展開する。同ブランドで商品化しているご当地シリーズの29種類目となる。
新商品は独自製法のノンフライ麺を生かし、「もちもち感」(大久保社長)を表現。茨城県産しょうゆを使いスタミナラーメンの特長でもある甘辛あんを再現し、カボチャやキャベツ、ハクサイ、ニラの各具材と合わせた。
スタミナラーメンは同県ひたちなか市や水戸市を中心に専門店が提供するご当地グルメ。同社は「食品スーパーなどからの要望が多く寄せられていた」と10年前から商品化を模索。県からも具材や風味などで助言を受け、約1年半かけて商品化した。
大久保社長らが19日、県庁を訪れ、大井川和彦知事に新商品の完成を報告。試食した大井川知事は「ひいき目ではなく、本当においしい。茨城の宣伝効果も期待できる」と太鼓判。大久保社長は「カップ麺を食べ、全国から本場のスタミナラーメンを食べに茨城へ来てほしい」と期待を寄せた。
新商品は全国の食品スーパーやコンビニ店などで販売する。販売に合わせ、3月2日~5月11日には特設サイトで同ブランド「奈良天理スタミナラーメン」との人気投票も行う。同社は2002年からご当地商品を始め、昨年からは「茨城けんちんそば」を販売している。