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春色、出来たて桜餅 結城の菓子店 茨城

一つ一つ丁寧に桜の葉に包んで仕上げられる桜餅=結城市結城
一つ一つ丁寧に桜の葉に包んで仕上げられる桜餅=結城市結城


和菓子の一つである桜餅作りが茨城県内の菓子店などで進んでいる。店頭には淡いピンク色の出来たての餅が並べられ、春を感じさせている。

同県結城市結城の「富士峰菓子舗」では、毎朝6時半ごろから製造を始め、もち米の蒸し上がる匂いに包まれる。白玉粉と小麦粉を混ぜ鉄板で楕円(だえん)形に焼いた生地でこしあんを包む「桜餅」や、もち米で作られた道明寺粉を蒸してあんを包む「道明寺」など一つ一つ手作業で作り上げ、最後に塩漬けした桜の葉を巻き完成する。近年は桜餅と結城市産のヨモギで作る草餅を一緒に購入する客が多いという。桃の節句前後には1日約150個を作る。

製造責任者の堀越智仁さん(41)は「時間をかけ昔ながらの作り方で、素材そのものが持つ風味や食感を大切にしている。春らしい和菓子を食べ五感で春を感じてほしい」と話した。



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