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ロケジャパン大賞 映画「あの花-」部門賞 行方で撮影、地域支援評価 茨城

撮影サポート部門を受賞し、あいさつする鈴木周也市長。右は成田洋一監督=東京都渋谷区
撮影サポート部門を受賞し、あいさつする鈴木周也市長。右は成田洋一監督=東京都渋谷区


映画やドラマのロケ地情報誌を発行するロケーションジャパン編集部(東京)が主催する「第15回 ロケーションジャパン大賞」の撮影サポート部門に、茨城県行方市内で撮影された映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が選ばれた。都内で20日、授賞式が開かれ、成田洋一監督と鈴木周也市長に賞状が贈られた。

茨城県関係で受賞するのは、県内が舞台のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」が特別賞に輝いて以来6年ぶり。

行方市の受賞は、地域が一体となって撮影をサポートしたことが評価された。主なものとして、廃校となった中学校敷地内に建設したオープンセットに火を付け火災や爆破シーンを撮影した際に市消防団が協力した。市食生活改善推進員協議会のメンバーは健康メニューの提供や地元食材を使った炊き出しも行った。

授賞式で、成田監督は「昭和20年のロケシーンで、燃やしたり、爆破したりしなきゃいけない中、行方市にご協力いただき本当に助かった。短期間でハードな撮影だったが市長と一緒に喜びたい」とあいさつ。鈴木市長は「短期間(のロケ)で駆け巡った。消防団の協力と市職員の頑張り、市民エキストラなど、一体となってロケを後押しした」と振り返った。

選考対象は2023年11月1日~24年10月31日に公開、放送された映画、ドラマ、アニメ。その中から40作品とロケ地61地域を選定した。2万人にアンケートを実施し、①支持率②行楽度③撮影サポート度④地域の変化-の4基準をポイント化して各賞を選出した。

グランプリは、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」(北海道函館市)が受賞した。



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