鹿嶋市議、職員に暴言 第三者委で調査へ 茨城
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茨城県鹿嶋市の田口伸一市長は21日、市議と職員との間にハラスメントと疑われる事態があったと明らかにした。市議による職員への暴言とみられ、市は第三者委員会を設置し、ハラスメントの認定と過去の同様事例の有無などを調査し、公表する方針。
同日開会した市議会定例会の本会議冒頭で議案の提案理由を説明する際、田口市長が言及した。議会関係者などによると、市議会一般質問に向けて今月、職員が内容を確認する際、市議1人から暴言を受けたという。職員から上司に「パワーハラスメントを受けた」と報告があった。市は暴言とされる内容や当該職員の詳細を明らかにしていない。当該市議は発言を認め、謝罪の意向を示している。
田口市長は「職員の身の安全性の確保は職責上の重要な事項」と話し、議会に調査協力を求めた。内田政文議長は「発言はとても残念。市長の指摘を重く受け止めている」と話した。