霞ケ浦コミセン浴室閉鎖 改修費用確保困難 茨城・かすみがうら市
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茨城県かすみがうら市は21日、壁面からの漏水の影響で昨年4月から休止していた霞ケ浦コミュニティセンター(同市深谷)内の浴室について、改修せずに閉鎖すると発表した。利用再開の可能性を探ってきたが、改修費用の財源確保が難しいと判断した。
市はこれまで、漏水調査と並行して浴室施設の方向性を検討してきた。同センターの空調や照明のほか、受変電設備など多くの設備改修が必要となることが明らかになった。さらに、浴室施設の全面改修の概算費用が約5億円と想定され、再開後の維持管理コストも浴室施設の支出超過分は年間約2500万円で、改修して再開したとしても維持が困難と判断した。
同館は1998年4月に開館し、市が運営していた。浴室の利用者には、同県小美玉市高崎の地域還元施設「みらい交流館」の利用を促す。