移動販売、行方で出発式 カスミ 市内を巡回、鹿行地域初 茨城

食品スーパーのカスミによる、茨城県行方市内を巡回する移動スーパーの出発式が24日、同市玉造甲の市玉造庁舎正面玄関前で行われた。県内での導入は35台目で、鹿行地域では初めて。
同社によると、フードスクエアカスミ鉾田店を拠点に月-金曜、1日9、10カ所を回る。販売箇所はスーパーやコンビニから一定程度離れた場所に設定した。運行スケジュールについては同社ホームページで確認できる。
冷蔵・冷凍庫を備えた軽トラックの荷台には弁当や総菜品のほか、肉や魚、野菜など約650品をそろえる。今後、客の要望に応じて品ぞろえを変えていくという。
支払いは現金だけでなくクレジットカードなどにも対応している。
出発式で、鈴木周也市長は「公共交通が弱い地域の買い物手段が手薄となっている。それを補完していただけるようになる」と感謝した。
同社執行役員の伊神里美さんは「スーパーマーケットで選ぶ喜びを自宅近くで味わっていただきたい」と利用を呼びかけた。