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校庭の樹木 鉛筆に 茨城県内林業2団体制作 閉校 児童生徒ら「思い出」

「学校の思い出になれば」と話す今井歩主任=水戸市内
「学校の思い出になれば」と話す今井歩主任=水戸市内


茨城県庭園樹協会(同県水戸市)と県森林・林業協会(同)は、閉校する学校にある樹木を利活用した「思い出の鉛筆」づくりに力を入れている。樹木への関心を高めてもらう狙いがあり、関係者からも「素晴らしい記念品になる」と評価の声が上がる。今春、統合により閉校となる同県大子町立生瀬中のサクラの木の枝で、約60本の鉛筆を制作。7日に同校に贈呈し、在校生らに手渡される。

2協会による鉛筆の制作は、昨年統合により廃校となった同県五霞町立五霞東小から依頼を受けたのが始まりだった。校内にあったケヤキの枝を素材として約150本の鉛筆を作り、在校生らに贈った。

当時同小5年生で「思い出の鉛筆」を贈られた山下彩夏さん(12)=五霞小6年=は「真っすぐで細くて、本当の木の枝みたいな鉛筆。もったいなくて使っていない。五霞東小の思い出なのでこれからも大切にしたい」と目を細めた。

閉校時に同小で教えていた、五霞小教務主任の鈴木達也教諭は「ケヤキは学校のシンボルだった。それを鉛筆という形で残すことができた。子どもたちみんなが喜んでいたのを覚えている」と振り返り、「五霞東小にいたという共通の思い出の品であり、とてもうれしい贈り物だと思う」と絶賛した。

生瀬中への鉛筆の寄贈は第2弾となる。先月中旬、同校内のサクラの枝約50本を剪定(せんてい)。長さ20センチに切りそろえ、ドリルで穴を開け、鉛筆の芯を入れて一本ずつ手作りで仕上げた。制作を担当する県森林・林業協会の緑化部、今井歩主任は「卒業する子どもたちもいる。学校の思い出になれば」と話した。

大子町教育委員会によると、生瀬中は1947年、生瀬村立生瀬中として創立。55年に現在の名称となった。在校生は計21人。今年4月に生瀬中、大子西中、南中の3校が大子中へ統合となり、町の中学校は1校となる。

2協会は思い出の鉛筆づくりを無料で行っている。問い合わせは県森林・林業協会(電)029(303)2828。



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