茨城県内 高校生就職内定率93.4% 1月
茨城労働局が4日発表した3月卒業予定の茨城県内高校生の就職内定率は、1月末現在、前年同月比1.5ポイント低下の93.4%だった。9月以降、進路を大学進学から就職へ切り替えた学生の動き出しが遅れるなどしてわずかに落ち込んだものの、9割を超える高水準を維持した。
内定者数は同7.9%増の3725人。内訳は男子が2283人、女子が1442人。産業別では製造が1930人で全体の約5割を占めた。このほか、卸売・小売363人、建設238人、医療・福祉217人と続いた。未内定者は同41.6%増の262人。
就職を希望する高校生は同9.6%増の3987人。求人数は同3.1%増の1万1824人。求人数は1999年3月卒以降で最高値だったが、求職の増加が求人の増加を上回ったため、求人倍率は同0.18ポイント低下の2.97倍だった。
同労働局は「高卒者に狙いを絞って求人活動をする企業が増えている」と話した。