新市名「阿見」に決定 27年11月施行目指す 茨城

茨城県阿見町は10日、新市の名称を「阿見市」とし、市制施行の時期を2027年11月1日とすることを正式に決めた。同日の庁議で、有識者会議の答申通りに進めることで、千葉繁町長や幹部職員らが一致した。
方針決定を受け、千葉町長は「まずは一安心。27年11月まで時間はあるので滞りなく準備を進める。町民に喜んでもらえるような市制施行にしたい」と話した。庁議ではこのほか、有識者会議の答申に基づき、市制施行後は住所表示から「稲敷郡」を省く点などを確認した。
新市の名称や市制施行の具体的な時期が正式に決まったことで、町は25年度から区長会などへの周知を徹底する。26年度には住民向けの説明会を複数回開く予定という。
新市の名称に関する町民アンケートでは、8割以上が「阿見市」を選択。一部寄せられた不安や反対の声に対して千葉町長は「一つ一つ丁寧に説明し、不安を払拭していく」と述べた。
26年5月に公表される国勢調査の速報値で、人口5万人以上となることが要件となる。この要件を満たした場合、町は同年6月定例会に市制施行のための議案を上程する見通し。県議会の議決や国との協議が進めば、目標とする27年11月1日に町単独での市制施行が実現する。
町は23年11月に速報値で人口5万人を突破して以降、市への移行に向け準備を進めてきた。3月10日時点の人口は5万361人。
企業関係者や住民らで構成する市制施行有識者会議は昨年夏に発足し、新しい市の名称や市制施行までのスケジュールについて3回にわたり議論。2月7日の最終会合後、新市の名称を「阿見市」、施行時期は27年11月1日が望ましいとする結果を千葉町長に答申していた。