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グリーンバイオ研究新拠点 茨城大、阿見に4月1日開設

茨城大学=水戸市文京
茨城大学=水戸市文京


茨城大は11日、新たな研究組織として「グリーンバイオテクノロジー研究センター(Gtech)」を同大阿見キャンパスに4月1日に開設すると発表した。同センターが中心となって微生物研究などを行い、気候変動の緩和や環境保全を目指す。

同大によると、農学部・応用生物学の分野では、農業生態系から発生する温室効果ガスを微生物を介して低減する新技術の開発に注力するなど、先進的な研究に取り組んでいる。

センターは同大がこれまで培ったノウハウや知見などを生かし、持続可能な農業の実現や気候変動対策、環境保全の研究・技術開発を進める拠点となる。

主に微生物を活用した農業や生態系における温室効果ガス低減に取り組む「農業・生態系保全ユニット」、微生物による物質循環機能のゲノム解析の解明を行う「微生物遺伝子情報解析ユニット」、研究の社会実装を促進するための「社会共創ユニット」の三つで構成する予定。

センター長に就任予定の小松崎将一教授は「センターの取り組みは国内にとどまらずアジア地域への展開も視野に入れている」と展望を示し、「農業分野での気候変動適応策を牽引(けんいん)していきたい」と述べた。



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