古河桃まつり 15日開幕 華やか1800本、催しも多彩 茨城

第49回古河桃まつりが15日から30日まで茨城県古河市鴻巣の古河公方公園(古河総合公園)で開かれる。主催する古河市観光協会は12日、ハナモモの開花を宣言した。20~22日ごろに見頃を迎えるという。
園内には約1800本のハナモモの林がある。その約9割を占める「矢口」をはじめ、紅白の花が咲く「源平」や、透き通るような純白の花が特徴の「寒白」、「寿星桃」「菊桃」「照手」の6品種が植えられている。同協会によると、今年の開花は昨年よりも2週間程度遅いという。
初日の15日午前11時に開園式を行い、今年の「古河桃むすめ」をお披露目する。期間中は郷土芸能や歌などを披露するステージのほか、野だてや熱気球搭乗といった体験イベント、会場内や市内各所を巡ると抽選に応募できるスタンプラリーが行われる。22日夜には手筒花火やスカイランタンを打ち上げる予定だ。
古河の桃林は江戸幕府の大老を務めた古河藩主・土井利勝(1573~1644年)が成長の早い桃の栽培を奨励したのが由来。
開花情報は桃まつりの公式ホームページや桃むすめの交流サイト(X)などで随時発信する。問い合わせは同協会(電)0280(23)1266。