次の記事:TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で 

警備部長は警察庁から 茨城県警人事 警衛の連携円滑化

小森正彦氏、薗部修氏、桜井検二氏(左から)
小森正彦氏、薗部修氏、桜井検二氏(左から)


茨城県警の春の定期人事異動で、警備部長に警察庁からの出向者が有力視されていることが13日までに、関係者への取材で分かった。警備部長に出向者が充てられるのは異例。

警備部長の起用は、秋篠宮家の長男悠仁さま(18)が、同県つくば市の筑波大へ4月に進学されることを受け、警衛警備について警察庁などとの連携を円滑にする狙いがあるとみられる。

同日までに幹部人事の骨格が固まった。坂井誠刑事部長(59)、青柳信明交通部長(59)は続投し、水戸署長に小泉辰也警備部長(59)が起用される見込み。内示は14日。

生活安全部長は石崎宏文サイバー統括官兼警務部付兼刑事部付兼警備部付(57)、県警察学校長には菊地政次警務部参事官兼総務課長(56)が就く見込み。2氏は警視から警視正に昇任するとみられる。地域部長には永沼義道県警察学校長(59)が有力視される。

今春退職する警視正は、小森正彦水戸署長(60)、薗部修生活安全部長(60)、桜井検二地域部長(60)の3人。

小森氏は関係機関と協定を結び、不正改造バイクによる爆音暴走行為の抑止を進めた。薗部氏は事件の摘発情報の発信に力を入れ、県民の体感治安向上を図った。桜井氏は昨年6月から県内の全123万世帯対象に警察官が訪問する「巡回連絡」を推進した。

組織改編では「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)に対する情報収集・分析を強化するため、組織犯罪対策1課に「情報集約係」を新設する。また、サイバー事案への対処能力を強化するため、サイバー捜査課の人員を増やす。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース