きこり屋 自己破産申請へ 負債2億円 茨城
帝国データバンク水戸支店は14日、樹木伐採のきこり屋(茨城県城里町那珂西)が11日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約2億円の見込み。
同社は2018年4月創業。住宅の庭木や遊休地の樹木、道路や線路、電線に支障をきたす木の伐採のほか、宅地分譲や太陽光発電システム設置を目的とした伐木、伐根などを手がけ、22年3月期には年売上高約1億800万円を計上した。
だが、採算割れ受注の増加や過度な設備投資が影響し、23年3月期には3000万円を超える赤字を計上。24年3月期は約3億円まで売り上げを伸ばしたものの資金繰りが追い付かず、税金の支払いにも困る事態となっていた。その後も資金難解消に向けた兆しが見られず、事業の継続が困難と判断した。