次の記事:TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で 

乾漆技法 多様な表現 漆器や彫刻92点 つくば、16日まで 茨城

多彩な表現の乾漆作品が並んだ展示会場=つくば市吾妻
多彩な表現の乾漆作品が並んだ展示会場=つくば市吾妻


筑波大など15大学の美術関係者が乾漆の技法でさまざまな表現に取り組んだ企画展「乾漆の造形 皮膜と身体 漆芸と彫刻のインターセクション」が16日まで、茨城県つくば市吾妻の県つくば美術館で開かれている。工芸と彫刻の作家60人の92点が並ぶ。

乾漆は仏像や漆器の制作に使われる伝統的な技法で、漆で麻布を重ねて固めることで立体的な表現ができるため、現代では多様な表現が生まれている。

会場には伝統的な漆器から現代的な立体造形まで、同じ技法で作られたとは見えない作品が並ぶ。企画した筑波大の川島史也助教(35)は「工芸と彫刻の垣根を越えた新しい試み。どちらの表現も楽しめるのが乾漆の面白さ」と来場を呼びかけた。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース