販路開拓へ技術PR つくばで商談会 めぶきFG 茨城

めぶきフィナンシャルグループ(FG、東京、秋野哲也社長)傘下の常陽銀行(茨城県水戸市)と足利銀行(栃木県宇都宮市)の技術商談会「ものづくり企業フォーラム」が18日、茨城県つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。茨城県や栃木県を中心とするものづくりに関する企業が販路開拓に向け自社の技術や特長をアピールした。
開催は8回目。ブース出展が175社、予約商談が約300件で、約1500人が来場した。冒頭の式典で、秋野社長は「数多くの商談や連携機会が生まれ、持続的な事業拡大や競争力強化につながることを願っている」と成果に期待を寄せた。
人手不足などの課題に対応するため、今回は「省力化・省人化」をテーマに掲げた。省力化・省人化に貢献する解決法を提供している企業の出展のほか、中小企業の省力化・省人化に関するセミナーも開かれた。
展示会場では、ロボットを使ったシステム提供を手がける筑波エンジニアリング(茨城県阿見町)が人間の腕のように動き、物を正確な位置に並べる「協働ロボット」の安全性や使いやすさを紹介した。同社営業部の板垣秀美さんは「外国人材に頼らなくても、ロボットによる省人化で、人手不足を解消できることをアピールしたい」と話した。