思い出の学びやに別れ 小学校211校で卒業式 茨城

茨城県内の多くの小学校で19日、卒業式が開かれた。統合に伴い本年度で閉校する同県美浦村木原の村立木原小(広原澄江校長)は最後の卒業式を迎え、児童38人が中学校生活に向け新たな一歩を踏み出した。
式典で児童一人一人の名前が読み上げられ、卒業証書を受け取った。式辞で広原校長は思い出を振り返り、「今までの卒業生に負けないくらい誇らしい中学生になってくれると確信しています」とエールを送った。来賓の中島栄村長は「夢と希望を持っていろいろなことにチャレンジしてください」と祝辞を述べた。
在校生と卒業生は一緒に校歌を歌い、「お世話になりました」「ありがとうございました」などと感謝の言葉を贈り合った。
式典後、卒業生代表の葉梨恵麻さん(12)は「6年間の毎日が楽しかった。中学でも勉強をがんばりたい」と話した。
同校は大谷小、安中小とともに4月開校の美浦小に統合される。
県教育委員会によると、この日は県内の公立小210校、私立小1校で卒業式が実施された。