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外免切替 手続き長期化 申請増や再受験多く 免許センター4カ月超 茨城



外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替える「外免切替」の茨城県内での手続きが長期化している。2023年秋に外免切替の事前予約制度が始まってから、長期化が目立つようになった。現在、県の運転免許センター(同県茨城町長岡)では、申し込みから切り替え試験の受験まで4カ月以上かかるという。県内の外国人の増加や運転免許を巡る文化の違いから何度も試験に落ちる人がいるためとみられる。県警は、窓口での翻訳AI(人工知能)導入費などを県の来年度当初予算案に盛り込み、待ち時間の短縮を目指す。

12日午後3時。同センターの外免切替の予約受付窓口には、中国やトルコ、ネパールなど、さまざまな国籍の人が並んでいた。

県内の福祉施設で働くネパール人の男性(28)は「転職のため切り替えたい。今日申し込んだが、試験日は7月下旬」と明かした。合格まで5、6回ほど再受験した友人もいるという。「日本には高速道路があり、交差点もネパールより多い。慣れなくて不安なので、お金はかかるが教習所で運転を練習する」と話した。

外免切替は、外国人らが母国などで免許を取得していると、日本の免許証の取得試験の一部を免除される制度。国や地域によっては、技能試験も免除される。手数料は普通車で2550円。学科試験も通常の試験と異なり、10問中7問正解すれば合格できる。

手続き長期化の背景にあるのが、県内在住の外国人の増加だ。県や県警によると、昨年1年間に国外から県内に転入した外国人は約2万3000人。13年以降、増加傾向にあるという。

外免切替申請者の延べ人数は15年に4209人だった。23年の制度変更前後に申請者の一時的急増があったが、24年は5597人で増加傾向は続いているとみられる。

同センターの担当者は、道路交通を巡る国ごとの文化の違いの影響も指摘する。昨年の外免切替試験の合格者数は2259人で、合格率は半数を割る。何度も繰り返し受験する人もいる。

国によっては右側通行だったり、交差点が少なかったりするためか、左折時の巻き込み確認や一時停止を守らないなど交差点での違反が目立つという。

県警は、在住外国人のさらなる増加を見据え、外免切替の受験者の負担軽減に乗り出す。予約手続きのオンライン化や窓口職員の増員、翻訳AIの導入を目指し、関連費用として計約2800万円を県の来年度当初予算案に盛り込んだ。



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