筑西広域消防本部(茨城県筑西市直井)は21日、許可なく副業で報酬を得ていたとして、結城消防署の男性課長(46)を減給10分の1(5カ月)、男性主任(34)を同(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付け。

同消防本部によると、男性課長は消防長から許可を得ずに、2020年から24年12月ごろまで、栃木県小山市の農家で、時給900円から1100円の報酬を受け、野菜の収穫などを行った。男性課長に勧誘され、21年4月からは男性主任を含む後輩職員8人も同様の副業とみられる行為を行っていた。男性課長と男性主任は現金で報酬を受け取り、他の7人は出荷できない野菜や、食事代・交通費として1回当たり1000円から3000円の現金を受け取っていた。同消防本部は、7人のうち1人を訓告、6人を厳重注意の矯正措置処分にした。

市村正明消防長は「大変重く受け止め、深くお詫び申し上げます」などとコメントを発表した。