原田さん(土浦一高)「V目指す」 科学の甲子園 つくば、全国大会開幕 茨城

高校生がチームで協力して科学分野の課題に挑む「科学の甲子園全国大会」が21日、茨城県つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。全国の都道府県代表の47校計361人が、筆記と実技競技の成績点数の合計で優勝チームを決定する。全国の〝科学好き〟高校生が互いに競い合い、親睦を深める。
大会は科学技術振興機構(JST)主催。今年で14回目を迎え、同県での開催は7回目。優勝校は全米の中高生が科学の能力を競う「サイエンス・オリンピアド」に派遣される。
開会式では、長崎県代表の私立青雲高校の生徒2人が「自分の力と仲間を信じて、精いっぱい楽しみ全力で挑むことを誓います」と宣誓した。
茨城県代表の県立土浦一高2年の原田飛駆人(びくと)さんは「少し緊張しているが目指すは全国優勝。みんなで話し合って最大限の力を発揮したい」と力を込めた。
開会式後、生徒らは1チーム6人で化学や地学、生物、物理、数学、情報から出題される筆記に取り組んだ。2日目からは1チーム3、4人で科学的な知識を応用して課題を解決する力を実技で競う。