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協力隊員 カレー店開業 4月15日、常陸太田と日立 堀江氏プロデュース、茨城県内初進出

研究を重ね完成した豚肉を使った「料亭のまかないカレー」を披露する松井洋介さん=常陸太田市小菅町の「道の駅さとみ」
研究を重ね完成した豚肉を使った「料亭のまかないカレー」を披露する松井洋介さん=常陸太田市小菅町の「道の駅さとみ」


実業家の堀江貴文氏がプロデュースしたカレー専門店「カレーだしっ!」が4月15日、茨城県内に初めて進出する。手がけるのは、飲食業プロデュース業「ルーツ」(愛知県)の代表社員を務める県北地域おこし協力隊の料理人、松井洋介さん(44)。道の駅さとみ内の常陸太田店(茨城県常陸太田市小菅町)と日立店(同県日立市弁天町)の2店舗を開店する予定で、「カレーを通じて茨城の良さを紹介したい」と意気込む。

カレー専門店は、2022年に東京都大田区で開店し、24年から全国に展開。県内の2店は全国11、12店舗目になる。だしを使っているのが特徴で、レシピはカレーインフルエンサーの「カレーマン」が開発した。

フランチャイズ(FC)だが、地域密着を重視し各店の独自メニューがある。今回の2店舗は和風だしのカレーをアレンジし、豚肉を使った「料亭のまかないカレー」(税込み980円)を提供。松井さんが研究した低温調理でおいしさを引き出した。最終的には県産豚肉を使いたいという。

フランチャイズ契約を結んだ理由について、「(専門店の味は)あっさりしておいしかった。カレーに豚肉は合う」と松井さん。常陸太田店では道の駅さとみで取り扱う有機野菜を添える。日立店は唐揚げやかきフライなど揚げ物をトッピング。夜は、県北地域で醸された日本酒や焼酎も提供する。また、研究を重ね完成した「炙(あぶ)りチャーシュー」(50グラム、税込み300円)もメニューに加える。

松井さんは、都内で飲食店経営を行っていたがコロナ禍をきっかけに「東京を拠点にする必要はない」と感じ県北地域おこし協力隊に応募。23年、県から任命され、同年度「県北ビジネススタートスクール」で県知事賞を受賞した。「茨城の良さを感じてもらえる店づくりをしたい」と話す。

問い合わせは松井さん(電)080(2105)5987。(午前9時~午後9時)



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