圏央道つくば西IC開通 ETC専用 西部アクセス向上 茨城

茨城県つくば市島名の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)に整備されたつくば西スマートインターチェンジ(IC)が23日開通した。自動料金収受システム(ETC)搭載車専用で、周辺に立地するつくばエクスプレス(TX)沿線開発地区の活性化や、筑波山など市西部へのアクセス向上などが期待される。開通前には現地で式典が行われた。
式典には自治体や工事関係者ら約100人が出席。安全祈願の後、地元の小学生らも参加してテープカットとくす玉割りを行い、開通を祝った。
五十嵐立青市長は「市の西の産業用地の入り口、市民生活のインフラとして、大きな一歩を踏み出すことができる」と期待を寄せた。東日本高速道路の松坂敏博関東支社長は「つくば市のみならず、茨城県の発展にも大きく寄与する。引き続き圏央道4車線化に力を入れていきたい」と今後の整備にも意欲を示した。
つくば西スマートICは、圏央道の中で2番目に長い区間だった常総-つくば中央IC間に位置し、内回りは県道つくば真岡バイパス、外回りは県道土浦坂東線に接続する。
ETC非搭載車が誤進入した際に、Uターンできるようにドーナツ型の退出路も上下線側に設けられている。
市によると、同スマートICは1日当たり3700台の利用が見込まれている。