阿見歓喜「大の里、よくやった」 PV大声援、涙のファン 大相撲春場所千秋楽
二所ノ関部屋のある茨城県阿見町で開かれたパブリックビューイング(PV)には、大の里の優勝が決まる瞬間を一目見ようと多くの町民が集まった。高安との優勝決定戦を制した瞬間、会場からは「よし!」「やったー」と割れんばかりの歓声が上がった。
PV会場となった同町本郷の本郷ふれあいセンター内には「がんばれ! 大の里」の横断幕が掲げられ、参加者は「大関 大の里」と書かれたタオルやバルーンスティックを手に大一番の観戦に臨んだ。
大の里、高安ともに本割を制して12勝3敗となり、茨城県勢2人の優勝決定戦。固唾(かたず)をのんで大型スクリーンを見守っていた町民らは、大の里が高安を送り出して優勝を決めた瞬間、総立ちとなって「よっしゃー」「よくやった!」と歓喜に沸いた。町民たちは顔を赤くして涙を拭い、子どもたちは準備されたくす玉を割って地元のヒーローを祝福した。
町民らとともに会場で声援を送った千葉繁町長も満面の笑み。千葉町長は「夕方はどきどきしながら大相撲中継にくぎ付けになっている。来場所も優勝して、横綱まで上り詰めてほしい。『横綱がいるまち』として市制施行をお祝いできれば」と期待を寄せた。
町が立ち上げた「二所ノ関部屋協力隊」の一員で、大の里を入門当時から応援してきた同町の戸田さつきさん(45)も「切れのある取組がすごくかっこよかった。相手によって戦い方を変えず、自分の相撲を取れている。慌てずに横綱を目指して」とエールを送った。
地元の大きな期待に応え、大関昇進伝達式の口上で誓った「唯一無二」にまた一歩近づいた大の里。同部屋後援会員の宮本スミ子さん(85)は「最高だった。あっという間に昇進してきたから、横綱昇進も大いに期待している」と笑顔を見せた。










